F-1ネタばかりが続いていますが、鈴鹿でレースが行われ、マルシャのビアンキ選手が事故を起こした数時間後に、90年代にF-1ドライバーとして活躍したアンドレア・デ・チェザリス氏がイタリアで発生したオートバイ事故により死亡したというニュースが入ってきました、享年55歳です。
チェザリス氏と言えば、やはり「クラッシャー」としてのイメージが強く、マシンを壊す・クラッシュするという印象がとても強いレーサーです。
しかし通算208戦ものレースに出走し、未勝利のドライバーとして歴代最多出場の記録を持っている事からしても、彼は決して壊し屋ではなく才能をもったドライバーだったと言えると思います。
そんなチェザリス氏の一番の思い出はやはり1991年のメキシコGP。ゴール間近で燃料切れになりマシンを押しながらゴールラインを通過する姿には「壊し屋」というイメージは全くありませんでした。
今回この訃報を聞いて過去のレースの事とか調べていたら、昔の写真をたくさんネットで見つけました。
1991年のドライバー集合写真ですが、ここにはセナ、プロスト、マンセル、シューマッハ、ピケ、ブーツェン、パトレーゼ、ハーバートなどなどそうそうたるメンバーが並んでいて、あーやっぱりこの時代のF-1が好きだったなーとしみじみしました。
チェザリス氏も今頃天国でセナと会っているのでしょうか?
ご冥福をお祈りします。