ネットでニュースを見ていたら
ブッチャー「歩行器」引退表明/全日本
<全日本プロレス:40周年記念 新春シャイニング・シリーズ>◇2日◇東京・後楽園ホール
全日本マットに4年ぶり参戦中のアブドーラ・ザ・ブッチャー(70)が、現役引退を表明した。武藤敬司(49)菊タロー(35)とタッグを結成したブッチャーは、腰を痛めているため歩行補助器を使いながら凶器のフォークを持って入場。リングには上がれずに、試合中にリング下に待機した。
-nikkan sportsより引用-
という記事を見ました。あのブッチャーもう70歳だったんですねー。てことはアニが見ていたころは40過ぎ。それでもフォークを使っての凶器攻撃や地獄突き、毒針エルボーやブッチャーの代名詞、額に刻まれた傷など色々な思い出があります。
そういえば昨年末に金狼、上田馬之助さんも亡くなりましたね。タイガージェット・シンと組んで傍若無人に暴れまわるこの2人のコンビは小さいアニにとっては「ただ怖い人」でしたが、晩年事故にあい首から下が動かなくなるという大けがをしました。その後一時は幾度となく自殺を志願したものの、体が動かない自分を見て、ひとりでは死ぬことすら許されないんだと気付き心機一転。
力道山の強いた地獄のトレーニングに比べれば朝飯前と、動くことだけで痛みが生じる過酷なリハビリに率先して励み、手のひらを動かし、のちに自力で車いすが動かせるまでに回復されました。
ブッチャーも上田馬之助さんも、リングの上では「真のヒール」でしたが、リングを降りればほんと優しい人で、馬之助さんは、現役時代から養護施設を定期訪問しプレゼントをし(それも自分がレスラーであるということを隠して)車いすの生活中も、取材があると髪を金色に染め上げ、写真では「悪人馬之助」を貫く真のプロフェッショナルでした。
ブッチャーも大の親日家で、日本に来るたび老人ホームを訪れ若い人たちに「親を尊敬しろ」とお説教する人でした。
またこうしてリングから1人また1人去っていくんだなーと思うとほんとしみじみしますね。