F-1GP第8戦オーストリアGPは予選3番手からスタートしたメルセデスのN・ロズベルグが今季3勝目を飾り、2位は同じくメルセデスのL・ハミルトンという今シーズンお決まりの1-2フィニッシュ。3番手は予選2位からスタートしたウイリアムズのV・ボッタスが自身初の表彰台をゲットしました。
全体の順位は下記のとおりです。
順位 | ドライバー | チーム |
1 | ニコ・ロズベルグ (GER) | メルセデス Hybrid |
2 | ルイス・ハミルトン (GBR) | メルセデス Hybrid |
3 | バルテリ・ボッタス (FIN) | ウィリアムズ FW36 |
4 | フェリペ・マッサ (BRA) | ウィリアムズ FW36 |
5 | フェルナンド・アロンソ (ESP) | フェラーリ T |
6 | セルジオ・ペレス (MEX) | フォース・インディア VJM07 |
7 | ケビン・マグヌッセン (DEN) | マクラーレン MP4-29 |
8 | ダニエル・リカルド (AUS) | レッドブル RB10 |
9 | ニコ・ヒュルケンベルグ (GER) | フォース・インディア VJM07 |
10 | キミ・ライコネン (FIN) | フェラーリ T |
11 | ジェンソン・バトン (GBR) | マクラーレン MP4-29 |
12 | パストール・マルドナド (VEN) | ロータス E22 |
13 | エイドリアン・スーティル (GER) | ザウバー C33 |
14 | ロマン・グロージャン (FRA) | ロータス E22 |
15 | ジュール・ビアンキ (FRA) | マルシャ MR03 |
16 | 小林 可夢偉 (JPN) | ケータハム CT05 |
17 | マックス・チルトン (GBR) | マルシャ MR03 |
18 | マーカス・エリクソン (SWE) | ケータハム CT05 |
19 | エステバン・グティエレス (MEX) | ザウバー C33 |
リタイア | ||
ブレーキ | ジャン-エリック・ベルヌ (FRA) | トロ・ロッソ STR9 |
リタイア | セバスチャン・ベッテル (GER) | レッドブル RB10 |
サスペンション | ダニール・クビアト (RUS) | トロ・ロッソ STR9 |
このオーストリアGP、実に11年ぶりの開催となったレースで、ちなみに11年前の優勝者はフェラーリのM・シューマッハでした。そしてオーストリアと言えばレッドブルのお膝元で、ベッテルの故郷ドイツからも大変近く、大勢のレッドブルファンが押し寄せていました。
しかし、予選でフロントローを奪取したのはウイリアムズのF・マッサとV・ボッタスという組み合わせ。これはもしかして面白いレースになるかも?と思っていたら、スタート直後ボッタスを交わしてロズベルグが2位に浮上したのですが、すかさずボッタスが抜き返すというバトルが始まり、その後ろでは予選9番手スタートのハミルトンがものすごい勢いで順位を上げてきます。
やはりこのレース面白くなりそう!と思った矢先、ベッテルのマシンがスローダウンし、一旦ピットに戻りレースに復帰したものの、30週目にグティエレスと接触し結局リタイアとなってしまいました。
その後地力に勝るメルセデスの2台がトップに立ち、1位ロズベルグ、2位ハミルトンという体制がずっと続き、残り5周くらいからは両者の差は1秒以内という接近戦を繰り広げ、最終週でハミルトンはDRS圏内に入ったものの、結局ロズベルグを抜くことは出来ずロズベルグがそのまま逃げ切りました。
このレース勝利者インタビューに出てきたのが、昨年までレッドブルに乗っていたウェーバーで、予定では地元のレッドブルが優勝して、昨年までの同僚がベッテルをインタビューするという青写真が出来ていたのではないかな?と思いますが、今年のベッテルは本当に運が無いというか、レースの女神に見放されている感が半端ないですね。
このまま終わるとは思ってないのですが、フェラーリのアロンソが今年のタイトルはあきらめたという話をしていることもあり、メルセデス以外のチームは早い段階で来年のマシンづくりに移行しそうな気がします。
ただ、来年はターボ復活もありますし、ベッテルがこのまま終わってほしくはないので2週間後のイギリスGPではどんな戦いを見せてくれるのか楽しみにしたいと思います^^