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谷澤さんのダンスと名越さんのダンス

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またアイドリング!!!ネタです。この状態が一体いつまで続くのかもはや自分にさえ分かりませんw

タイトルからすると何のことかさっぱりわからないと思いますが、谷澤さんは分かりますよね。では名越さんって誰かというと、アニが尊敬する鴻上尚史さんが演出している「第三舞台」という劇団の元メンバーの方です。

この2人のダンスがどうつながるかというと・・・

谷澤さんのダンスは、アイドリング!!!で一番身長が小さいながら全身を使ったダイナミックなダンスでした。決してダンスがうまいというわけではありませんでしたが、どんな場面でも一生懸命でたくさんの汗をかき、何よりもほんと楽しそうに踊る谷澤さんのダンスは見ているこっちを幸せにしてくれるものでした。

名越さんは、実際私がそのダンスを見たことはないのですが、鴻上さんの著書の中に何度も登場していて、中でも特に印象的なのは「ロンドン・デイズ」という本の中で、レイモンドというクラスメイトが不安にさいなまれているとき
~以下引用~

名越は、リズム感が無かった。ダンスの振り付けをすると、名越だけが、いつもワンテンポ遅れて、踊っていた。しかし、名越は、ものすごく楽しそうに踊った。

そして、その笑顔を見るだけで、僕も観客も、無条件で幸せになった。

 第三舞台の観客が増えて、プロになっていく中で、名越は、ダンスがうまく踊れないことに自己嫌悪を感じ始めた。プロになって、振り付けの水準が上がったことも、それに拍車をかけた。

 ある公演で、名越は初めて、踊りながら、つらそうな顔を見せた。

 僕は1枚のアンケートを名越に見せた。それは、大学時代、第三舞台を見始めて、サラリーマンになり、なかなか芝居を見る時間がないと嘆く文章から始まっていた。生活に疲れ、残業に疲れ、会社の奴隷になることに疲れたと書いたその男性は、しかし、ダンスの時の名越さんの笑顔を見るだけで、劇場に来てよかったと思えると書いてあった。

 うまく踊れる人は、自分にとってはどうでもいい。あきらかに不器用と思える名越さんが、リズムを外しながら、それでも、一番楽しそうに、精一杯踊っている姿を見るだけで、僕は感動する。それは、会社でうまく立ち回れない不器用な自分を、力強く励ましてくれる。

 うまい人のダンスは、うまいと思うだけだ。でも、名越さんのダンスは僕を励ましてくれる。だから、名越さん、いつまでもリズムを外しながら、踊り続けて下さい。

 アンケートにはそう書いてあった。
 僕も、まったく同意見だった。

 ~引用終わり~

この文章を最初読んだとき「名越さんは一体どんなダンスをするんだろう?」と興味を持ちました。ただ、私がこの本を読んだとき名越さんはすでに第三舞台をやめておられ、高校の教師をされてました。もう見ることは出来ないのかなー?と思っていたら、名越さんが定年した後無理やりダンスをさせる!と鴻上さんが言ってましたので、あと何十年か先には見られるかもしれませんw

で、ここの所毎日見ている2人の卒業ライブや過去のナンバリングライブを見るとどうしても、谷澤さんのダンスに目が行くわけです。小さい体を少しでも大きく見せよう、見ているみんなを笑顔にしたい、そして何よりほんと楽しそうに踊るそのダンスが、もしかしたら名越さんのダンスもこんな感じだったんじゃないかな?と思うんです。

そういえば5号のみらっちょもかなり印象に残るダンスをする人でした(笑)1期9人いたころは、ほんと素人に毛が生えた程度で、見ている方もこんなんで生き残れるのか?と思ってました。でも、どんな場面でも全力でそして何より一生懸命でした。芸能界で生き残ろう!と努力し、下手でもいい、笑われてもいいから絶対に手を抜かない!と頑張るその姿に次第にひかれていきました(まあきっかけは麻雀でしたけどね 笑)

あれから2期3期4期と入ってきてもうすぐ5期生も入ってきます。でも、1期生にあって、2期生以降に欠けているもの、それは下手でもいいから全力でぶつかって、見ている人を少しでも笑顔にしたいという強い心ではないでしょうか?2期以降も当然その心はあっても、1期ほどの強い心はないと思います。(下手な自分を見せて恥をかきたくないという気持ちは特に4期に見られるような気がします)

それは見ているこっちも忘れていたことかもしれません。年数を重ねていろいろメンバーが増える中で色んなことを上手い・下手で判断するようになっていたような気がします。それは十分反省したいと思います。でも、今原点に返ればどんなこともNGなしで体当たりでぶつかる。上手い下手ではなく見ている人を笑顔にしたい、そのために全力で頑張る、それがアイドリング!!!だったと思います。

2人が抜けた今、もう一度「アイドリング!!!って何だ?」ということを考えるいい時期なのかもしれませんね。

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この話は谷澤さんのブログの
http://ameblo.jp/yazawaerika-blog/archive1-201108.html#main を読んでて強く思ったので書いてみました。


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