先日発表になったこのスキャナ
現在大変な話題になっております。何が話題になっているかというと、現在スキャナはいわゆる「自炊」用に使われることが多くなっています。
自炊というのは自ら所有する書籍や雑誌をスキャナ等を使ってデジタルデータに変換する行為のことを指します。
ただ、通常のスキャナでは自分の持っている本をデジタルデータ化するためにスキャンしようとしても、その本を裁断するなどしてスキャンできる状態にしないといけませんでした。そのためネット等で「自炊」を調べてもスキャナと裁断機のセットで紹介されることが多くなっています。
しかし、このSV600は本を裁断することなくスキャンできるため大変な話題を呼んでいるのです。
実は私も自炊に大変興味があって、一時真剣に自炊について調べていました。私の場合は家にある600冊以上のマンガをデータ化してスペースを確保したいのと、古いマンガについてはこれ以上の劣化を防ぐためにデータ化しようと思って調べていました。
ただ、スキャナ・裁断機合わせるとかなりの出費になるのと、自炊代行業者が多くあるのでそこに頼もうかと思っていたら、先日「自炊代行業者は、電子化したファイルが私的利用を超えて外部に流出しないようにするほか、電子化後は紙の書籍を溶解処分するという。こうしたルールを守るための第三者による監視組織も設ける」という基本ルールが決まり、自炊業者に頼むのも色々と大変そうだし、何より現在の方法だとデータ化した本はもう使用できないという状態になるのがあまり好ましくなくて、ためらっていました。
そこにこのスキャナが登場したことで、また市場を大きくにぎわしているのですが、それでもよく考えると、このスキャナ本を開いた状態でスキャンできるのはいいのですが、例えばマンガをデータ化しようとした場合、1ページ1ページ自分でページをめくってスキャンしないといけないため、ものすごい手間になることが考えられます。
雑誌のように開くのに手間がかからないようなものならいいですが、マンガやハードカバーの本をデータ化しようとしたらどれだけの手間がかかるのか想像できません。
ここはもう少し様子見だなーと思っています。
どうせなら
これくらいのスキャナが欲しいなーと思うのですが、これでマンガ本をスキャンしたらいくらなんでももったいないですよね(笑)