ソニーとソニーマーケティングは、MD(ミニディスク)の録音/再生に対応したミニコンポ「CMT-M35WM」の出荷を2013年3月で終えると発表した。これにより、ソニー製 MD 録音/再生機器の販売がすべて終了することになる。MD メディアの生産と販売は当面続ける予定。
CMT-M35WM を含む MD 録音/再生ミニコンポの販売は終わるが、該当製品の修理は通常の規定に従って受け付ける。
なお、今後 CMT-M35WM の販売台数が急増するといった需要状況によっては、出荷終了を前倒しする可能性があるという。
-ここから引用-
ニュースで見たこの記事、この商品がMDコンポの最後になるらしいのですが、MDと言えば私がちょうど学生の時くらいが全盛期だったと思います。
初めてMDディスクを見たときに「こんな小さいのに60分も音楽が入るの?」と思いましたが、やはりカセットテープに比べ便利な点も多く、私の周りもどんどんMDが普及していった記憶があります。
MD5連コンポとか持ってましたね~今の子供が見たら「なんで5枚も挿す必要があるの?」と思うかもしれませんが、カセットテープのウォークマンを知っている年代で、そもそもカセットテープの時代にラジカセに「オートリバース」機能にさえ興奮していたおじさんですから、5連MDに心惹かれないわけないじゃないですか(笑)(ちなみにダブルカセットで録音する際には「再生ボタン」と「録音ボタン」同時押しなんて機能もありましたね~)
MDウォークマンも「こんなに小さいんだー」と感動して使ってました。今の子たちは「このレコードは〇〇分だから46分テープを買って、これとこれをA面に入れて」とか計算していた時代があるなんて思いもよらないでしょうね。
それを不便とは当時感じていませんでした。だってそれしか方法がないんですから(笑) ただレコードのA面・B面で曲の長さが違うので50分テープで入るところを54分テープ買わなきゃとかっていうことはしていました。今思えば日本人のもったいない精神の表れなのか、カセットテープの録音時間の種類ってすごくたくさんあったような気がします。
この不便さを解消してくれたのがMDで、そもそもA・B面っていう概念がありませんでしたしサイズもコンパクト、デジタル録音なのでカセットテープのように劣化したり、テープが引っかかっちゃって使い物のにならなくなったりしませんから、あっという間に普及して行きました。
しかし、そんなMDもipod等に押され次第に見なくなってきたなーと思っていたら、今回の記事が出て「まあ時代の流れでこうなるよなー」と思った次第です。
パソコンにCDを入れればあとは自動で音楽を取り込んでくれて、っていうのも便利ですけどせっかく買ったレコードやCDをMDにダビングするっていう時代があったんだよ、っていう日が間もなく来るかと思うとちょっと寂しいですね。