ミハエル・シューマッハが今シーズン末でF1を引退すると発表した。
シューマッハの発表は、2013年からルイス・ハミルトンが彼に代わってメルセデス入りするとのニュースに続いて明らかになった。鈴鹿でメディアに口を開いたシューマッハは、来季マシンをドライブすることはないと述べ、スポーツを続けていくことに十分なモチベーションを感じられないと語った。
~中略~
「この6年間で僕は自分自身についても多くのことを学んだ。それに感謝している。例えば人はフォーカスを失うことなく自分をオープンにすることができると知った。それを失うのは勝つことよりも難しく、大きなことだと分かったんだ。以前の僕には時々見えなくなっていた。自分の愛することができることに感謝し、自分の信念を貫かなければいけない。視界が広がったことで僕は楽になれた」
「ダイムラー、メルセデス・ベンツとチームの信頼に感謝したい。同時に、モータースポーツでの素晴らしい日々を支えてくれた友人たち、パートナーや仲間たちにも感謝を述べたい。でも、一番感謝しているのは常にそばに立ち続け、信念を貫く自由を与えてくれて、喜びを分かち合ってくれた僕の家族だ」
ESPNf1.comより引用
先日のL・ハミルトンのメルセデス移籍により来季のシートが未定となっていたM・シューマッハが2012年シーズン限りでの引退を発表しました。
2013年シーズンもF-1を続ける選択肢はあったらしいのですが、
「人生って時々運命が自然と回り始めるもので、今回がそうだった。恨みや後悔はまったくない」
とコメントしていました。皇帝と言われたシューマッハが言う「運命が自然と回り始める」というのはかなり重みのある言葉に感じました。
若い世代に道を譲ったという風にも捉えられますが、運命がそういう風に動いたとシューマッハが言うのであれば、色んな要素はあるかもしれないけれどこれは運命なんだ、と捉えるのが自然でしょうか。
鈴鹿GPは明日から開幕です。シューマッハ最後の鈴鹿ランを目に焼き付けたいと思います。