あのさぁ

この歌オーケンがソロ活動をしていた時期の曲で1995年の発表です。

それまでの筋少の曲とは違ういわゆる「純愛」を書いた曲で、最初はオーケンの声とその歌詞に若干の違和感を感じるかなー？と思っていたのですが、ところが意外としっくりくるではないですか。（実際はこの時期の本人の精神状況はちょっとやばかったらしいですが）

とにかくさ俺は君が好きだから
出来ることを君は言ってくれりゃいい
空を飛べとかとんでもないことじゃなけりゃ
たいがいは俺はやってみせるけどね
とにかくさ俺は君が好きだから
空くらいは飛んだりもできるかもね

草食系男子という言葉もない時代に、どこか頼りない男の子が好きな女の子のためなら何でも出来るかもね、という風なシチュエーションを勝手に想像しましたが、この歌詞にどこかほんわかしたものを感じてました。

この歌詞は同時期の中島みゆきさんの「空と君のあいだに」の歌詞に

君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる

これに通ずるものがあるなーと思ってます。

2曲とも好きな人の流す涙を止めたいというスタートで、好きな人のために何が出来るか？そんなことを考えさせられる素敵な歌だと思います。