いよいよ佳境に入ったラグビーワールドカップ。
まず事実上の決勝戦とも言われているオールブラックスVSスプリングボクスが行われ、20-18でオールブラックスが勝利しました!
この試合まず先制したのはスプリングボクス。前半3分に相手の反則からPGを決め3点先取。その後オールブラックスがトライを決め、コンバージョンも決まり7-3。このままオールブラックスが流れに乗るかとおもいきや、スプリングボクスのディフェンスが素晴らしく、その後はニュージーランドが敵陣で攻める時間が多かったが、ニュージーランドはやや集中力に欠けて反則を繰り返すという展開になり、逆に南アフリカは11分、21分にSOポラードがPGをしっかり決めて、ついに9-7と再びリード。
33分、ニュージーランドはPGを決めることができず、さらに39分にはFLカイノがオフサイドポジションにいながらボールを足にかけたとしてシンビン。その反則で得たPGを、南アフリカSOポラードが的確にゴール。南アフリカが前半4PGを重ねて12-7でリードして前半を終えた。
後半も引き続き数的有利だった南アフリカだが、残念ながらそのチャンスをものにすることが出来ず、逆にニュージーランドが46分、ラインアウトからSOカーターが中央からDGを決めて12-10に。
さらに攻撃の手を緩めないニュージーランドは52分、ようやく南アフリカのディフェンスの壁を破り、ターンオーバー後、ボールを継続し、最後はマアー・ノヌー、からボーデン・バレットへパスが渡りトライ!。コンバージョンも入り、再び12-17と逆転。
さらに南アフリカは、故意のノックオンをしたとしてWTBブライアン・ハバナがシンビンとなり苦しい状況になりました。
それでも、南アフリカは58分にこの日5本目のPGを決めて15-17と2点差に迫るが直後にPGを与えてしまい、15-20とされるも、69分にはポラードに替わって入ったSOパトリック・ランビーがPGを決めて再び18-20と2点差に。
次第に雨が強くなってきた70分、南アフリカは逆転を狙いモールを押し込むが、ニュージーランドFWも意地で押し返す。直後のチャンスで、南アフリカボールのラインアウトのボールをニュージーランドがターンオーバーし、モールを組ませないなど一進一退の攻防が続きましたが、そのままノーサイド。
オールブラックスが2大会連続の決勝戦へ駒を進めました。
最後まで手に汗握る展開でしたが、個人的にはスプリングボクスをノートライで抑えたオールブラックスのディフェンスの素晴らしさが目立った試合だと思いました。ハババのシンビンがありましたが、それでもフィジカル世界最高と言われているスプリングボクスの猛攻を凌ぎ切ったことは決勝へ向けての大きな自信になったと思います。
これでオールブラックスには大会史上初の連覇がかかったわけですが、その決勝の相手はこの後のワラビーズVSロス・プーマスの勝者となります。
この試合についてはまた明日!