F-1GP第18戦ブラジルGPは、PPからスタートのメルセデスN・ロズベルグが今季5勝目をマーク。2位はチームメイトのメルセデス、L・ハミルトン、3位は地元ブラジル出身のウイリアムズF・マッサ選手でした。
全体の順位は以下のとおりです。
順位 | ドライバー | チーム |
1 | ニコ・ロズベルグ (GER) | メルセデス F1 WO5 Hybrid |
2 | ルイス・ハミルトン (GBR) | メルセデス F1 WO5 Hybrid |
3 | フェリペ・マッサ (BRA) | ウィリアムズ FW36 |
4 | ジェンソン・バトン (GBR) | マクラーレン MP4-29 |
5 | セバスチャン・ベッテル (GER) | レッドブル RB10 |
6 | フェルナンド・アロンソ (ESP) | フェラーリ F14 T |
7 | キミ・ライコネン (FIN) | フェラーリ F14 T |
8 | ニコ・ヒュルケンベルグ (GER) | フォース・インディア VJM07 |
9 | ケビン・マグヌッセン (DEN) | マクラーレン MP4-29 |
10 | バルテリ・ボッタス (FIN) | ウィリアムズ FW36 |
11 | ダニール・クビアト (RUS) | トロ・ロッソ STR9 |
12 | パストール・マルドナド (VEN) | ロータス E22 |
13 | ジャン-エリック・ベルヌ (FRA) | トロ・ロッソ STR9 |
14 | エステバン・グティエレス (MEX) | ザウバー C33 |
15 | セルジオ・ペレス (MEX) | フォース・インディア VJM07 |
16 | エイドリアン・スーティル (GER) | ザウバー C33 |
リタイア | ||
-- | ロマン・グロージャン (FRA) | ロータス E22 |
-- | ダニエル・リカルド (AUS) | レッドブル RB10 |
ブラジルを含めて残り2戦となった今年のF-1。チャンピオンはメルセデスのどちらかになることはすでに決まっており、これまでの流れを見ると予選ではロズベルグが強いけれど、決勝レースではハミルトンが勝つという展開を繰り返していました。
それをこのレースではロズベルグが取り返したようにも見えましたが、ハミルトンからすれば2位でフィニッシュしても自分の圧倒的優位は変わらないので、ここは無理せずにという気持ちがあったのではないかな?と思っています。というのも最終戦でロズベルグがチャンピオンになるためには
ロズベルグが1位の場合、ハミルトン2位が絶対条件
ロズベルグが2位の場合、ハミルトン5位以上が条件
ロズベルグが3位の場合、ハミルトン6位以上が条件
ロズベルグが4位の場合、ハミルトン8位以上が条件
ロズベルグが5位の場合、ハミルトン9位以上が条件
ロズベルグが6位以下の場合はハミルトンは無条件で決定
というかなり厳しい状況です。
ロズベルグは次戦優勝が絶対で、かつハミルトンが2位以下でないといけません。そう聞くと意外とロズベルグのチャンピオンの可能性がありそうに思いますが、今年のレースでメルセデスが1-2フィニッシュしなかったレースは18戦中7戦しかなく、最近5試合は全てメルセデスの1-2フィニッシュです。
そうなるとハミルトンがリタイアでもしないととなりますが、後半戦に入りメルセデスのマシンは絶好調でトラブルらしいトラブルもありません。
となると最後は誰かとクラッシュしかありませんが、これは狙って出来るものでもないでしょうし、あるとしてもスタートに失敗して後ろから追突されるくらいしか可能性は無いと思っていますので、やはりハミルトンの絶対優位に変わりは無いと思います。
いよいよ今年のF-1も残り1レースとなりました。チャンピオンの行方も気になりますが、レッドブル離脱を表明したベッテルのフェラーリ移籍は発表されるのか?アロンソはどこへ行くのか?などなど気になる話題は尽きません。
そんな最終戦アブダビGPは11/23日決勝戦です。