先日開幕した「フォーミュラE」
ちなみにフォーミュラEとは化石燃料を使用しない電気自動車フォーミュラカーのことで、先週末北京でFIA フォーミュラE選手権 第1戦が開催されました。
フォーミュラEもF-1も管轄はFIA(国際自動車連盟、FIA Formula E Championshipの略)で、都市部の大気汚染対策となる電気自動車の普及促進を狙い、レースは世界各地の大都市や有名リゾート地の市街地コースで行なわれます。
シリーズは秋に開幕し、年をまたいで年間10戦程度が行なわれる予定で、日本の放映権はテレビ朝日が獲得しています。
テレビ等様々なメディアで取り上げられており、また日本からは鈴木亜久里氏のチームが参戦したり、そのドライバーとして佐藤琢磨選手が参戦していたり、また元F-1ドライバーも何名も参戦しており、その中にはA・セナの甥っ子B・セナ、N・ピケの息子ピケJr、そしてここに現役時代プロフェッサーと呼ばれたA・プロスト氏がチームを率いて参加し、ドライバーとしてその息子N・プロストが参加しています。
テレビは新たなセナ・プロ対決などともてはやしていますが、N・プロストは以前F-1参戦の噂がありましたがそれもかなわず、もう33歳という年齢。
正直ドライバーのラインナップを見る限りはスーパーフォーミュラの方がいいんじゃない?という感じでした。
そんなフォーミュラEですが、その最大の特徴はやはり「電気自動車」ということで、電気自動車のため、排気ガスは一切排出せず、それゆえモータースポーツで史上初めての全公道レースが実現しました。
これによる利便性としては公道でのレースの為、観客は市街地から遠く離れたサーキットまで行く必要もなくベルリンやロンドン市街での開催も予定されています。
そんなフォーミュラE、先日の第1戦を見ていたのですが、エンジン音がしない代わりにモーター音がしその音を聞いていると
ラジコンのレースみたいだなー
とF-1のエンジン音を知っている人からするとかなりの物足りなさを感じます。
また、各チームのピットも運動会のテントをゴージャスにした感じで、公道でレースをするという事はこういう所にF-1との違いが出るんだなーとちょっと驚きました。
その他マシンのスピード、周回数などなどF-1とは全く別物の新たなモータースポーツとして見るのがいいと思います。
そしてその開幕戦、トップを走るN・プロストが最終コーナー直前で、後ろから追い越しをしようとしたN・ハイドフェルドに幅寄せをし、ハイドフェルドは車が数回転する大クラッシュとなり、プロストもフォーミュラE初戦の優勝を逃しただけでなく、次戦10グリッドの降格となりました。
フォーミュラE初戦での大クラッシュはこれからのレースにちょっと影を落としそうです(^_^.)