Appleは3月3日、車内でiPhoneをより快適に使える「CarPlay」を搭載したクルマを各自動車メーカーが発売すると発表した。
CarPlayに対応したクルマにiPhoneを接続すると、音声認識型のパーソナルアシスタント機能「Siri」を使って連絡先にアクセスしたり電話をかけたりできるようになる。
また、不在着信があった相手に返信したりボイスメールを聞いたりできるほか、着信メッセージや通知が到着すると、Siriが音声による指示に反応してメッセージの内容を読み上げたり、ドライバーが音声で返事を出したりすることも可能だ。
自動車上のインターフェースからCarPlayを簡単に操作できるほか、ステアリングホイール上ハンドル上のボイスコントロールボタンを押し続けると、運転から注意をそらすことなくSiriを起動できるという。
CarPlayはマップと連動して、連絡先やメール、テキストメッセージから推測した最近の立ち寄り先をもとに行き先を予測し、行き先の案内をより直感的にわかりやすくして、経路案内や道路状況、予想到着時刻を知らせてくれる。またSiriに話しかけて音声でルート案内を受ることも可能になる。
さらに、クルマ車に内蔵されたコントローラやSiriに指示すれば、ドライバーが所有する音楽、ポッドキャスト、オーディオブック、iTunes Radioにアクセスできる。CarPlayはSpotifyやiHeartRadioなど特定のサードパーティーのオーディオアプリケーションもサポートしており、好きなラジオサービスやスポーツ放送のアプリケーションを運転しながら聴けるとしている。
いつもお世話になっているブログ友達のKazphoneさんが先日「アップル、グーグルが自動車産業を乗っとる日」を読まれた話を書かれていました。
今や車も電話やネットなどあらゆるものに対応しており、今回発表されたAppleのCar Playは車内でより快適にiPhoneを利用できるようになるもののようです。
CarPlayを利用するためにはiPhoneが必要なのは当然のこととして、CarPlayを搭載したクルマが必要になりますので「面白そう」と思っても、そう簡単に体験できるものではありません。
日本では主要メーカーのほとんどが今後CarPlayを搭載した車を発表するようですが、運送に関わる仕事をしているものからすれば
「そんなものより運転により集中できる環境を作る事が最優先」
と思っています。
現在運転中の携帯・スマホの事故は増加の一途をたどっており今後より取り締まりが強化されることは明白です。以前もこのブログで書きましたが、今は運転中にスマホの画面を見ているだけでも違反切符を切られます。それが安全運転の妨げになるからということです。
今回のCarPlayも別の記事では「CarPlayは、ドライバーが運転に集中しながらiPhoneをコントロールするための技術」「iPhoneをCarPlayに対応した車に接続し、Siriの手助けで、連絡先にアクセスしたり、電話をかけたり、不在着信があった相手に返信したり、ボイスメールを聞いたりといったことが可能。着信メッセージや通知を受け取ると、Siriは音声による指示に反応してメッセージの内容を読み上げたり、ドライバーが読み上げたメッセージを書き起こして返事したり、返事を口述したり、電話をかけるなど、アイズフリー(目で確認する必要のない)の体験を提供するという。」と言った文章がありましたが、私からすると運転中にSiriを起動させて何かしようとすること自体が安全運転の大きな妨げになると思っています。
ハンズフリーだからと言っても運転中に電話で話をするということは、運転への集中が減るため大変危険ですし、カーナビ機能もいくら音声で案内してくれるからと言っても、結局は地図を見ないといけませんから、やはり危険であることに変わりはありません。
今日の午後緊急で2tトラックで都内を走っていました。スピード、周囲の状況、歩行者等注意しないといけないことは数限りなくあります。その中を安全に走行するというは本当に大変なことです。
各メーカーも快適な運転環境を作ることよりもまず事故に遭わない、万が一事故を起こしても被害を最小限に食い止めるといったことへ力を入れてほしいと思います。
このCarPlayがどれくらいの反響があるか分かりませんが、これが少しでもドライバーの安全に貢献してくれるものであればなーと思います。