いよいよ今日卒業ライブ当日。アニは残念ながら会場に行くことは出来ませんでしたが、参加する皆さんに託したいと思います。
そんな当日に選んだのはこの曲
筋肉少女帯「SAN FRANCISCO」 13曲目 サンフランシスコ10イヤーズ・アフター

- アーティスト: 筋肉少女帯,Ace Frehley,大槻ケンヂ,John Phillips,宮崎末飛登,King-Show,茉莉花,内田雄一郎
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1998/06/29
- メディア: CD
これはすいません、別れとかではなくただアニの趣味です<(_ _)> でも、別れと思った時にどうしてもこの曲が出てくるんです。
「じゃあな さらば もう二度と会うことなく」から始まり
「じゃあな さらば もう二度と会うことなく」から始まり
「さよなら さよなら こんな異国の果てで 死にゆくとは 本当につらい」と続いていきます。
この曲のテーマは「死」です。再生も望めないような状況です。演劇的かつ狂喜さえ感じます。途中
あの頃 二人はサーカスにいた
愛したね
おたがいね
みんな幸せになれると思ったね
でも死に行くね
この歌詞を見ても分かるとおり、この曲には希望なんて無いように思えます。
愛したね
おたがいね
みんな幸せになれると思ったね
でも死に行くね
この歌詞を見ても分かるとおり、この曲には希望なんて無いように思えます。
しかしこの曲、ずっと筋少を聞いてきたファンにとってはほんと涙・涙の曲でした。初期の名曲サンフランシスコからちょうど10年。この間のメンバーの葛藤や苦悩の果てに行きついたのがこのアルバムであり、この曲だったと思います。
オーケンの作り出す世界とそれを見事に歌い上げる力。そしてそれをサポートする仲間、筋少は日本有数のロックバンドだと真剣に思います、それは一度ライブに行けば分かります。
筋少の歌は自分の「若さ」「未熟さ」「脆さ」と言ったことを教えてくれました、そして逆に「生きることの難しさ」「生きようとする力」「人生の儚さ」も教えてくれます。それが221B戦記の歌詞の「負けると知っててタチムカウ」「狂い咲く人間の証明」にも表れてます。
調子に乗って失敗したときに聞けば自分の愚かさを恥じ、暗く落ち込んだ時に聞けばそれでも人生にまだ光はあると教えてくれ、もうダメかもしれないと思っても、それでも立ち向かわないといけないと教えてくれます。そしてそれらが実はこの「サンフランシスコ10イヤーズ・アフター」という曲には詰まってます。大げさに言うならまるで1本の映画のような感じです。
ですので、この曲いきなり聞いてほしいとは言いません。興味のある方はゆっくりと少しずつ聞いていってください。(でないと危険です)
卒業とちょっと話がずれましたが、卒業生2人がこれから歩んでいく道は決して楽なものではないかもしれません。今までよりも厳しいものになるかもしれません、でも曲の最後に
10年間、僕は唄を唄っていた
「うん、知ってる…さあ、お唄いなさい 心をこめて」
ありがとう
ありがとう
どうもありがとう
「うん、知ってる…さあ、お唄いなさい 心をこめて」
ありがとう
ありがとう
どうもありがとう
という少女の声で終わります。そしてこれを聞き終わった瞬間言いようのない気持ちに襲われます。それは希望かもしれません、絶望かもしれません、虚無かもしれません。でも、必ず何かしないと!という気持ちになると思います。
卒業していく2人は、芸能界という世界をもがき、苦しみそれでも頑張って生きていってほしいと思います。「極めろ道 悟れよ我」「生き急げ 生き急げ 滑っても転んでも何とかさ」「生きてあげようかな」筋少の歌にはこんな歌詞があちこちに詰まってます。
中学生の時に筋少ワールドにはまるとこんな大人が出来ますから注意が必要ですよ(笑)